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【事業譲渡ケースその18】10年続く幼児教育特化型学習塾の事業譲渡

2022年9月1日
譲渡例(今までのケース)

こんにちは!「学習塾売却のセカチャレ」を運営する株式会社インフィニティライフの高木です。

・学習塾売却のセカチャレ https://smallm-a.com

・株式会社インフィニティライフ https://infinitylife.co.jp

セカチャレは、学習塾専門の株式、事業売却のサポートサービスとして、今まで100件以上の学習塾売却に携わってきました。

学習塾経営者様の方には「株式売却、事業売却は大規模な企業の話、自分には関係のないことだろう。」と考えている方も多くいらっしゃいます。

しかし、

・学習塾を閉校したいが、生徒や講師のことを考えるとやめられない

・体調面に不安があるが、引き継ぎ手がいない

・別の事業に集中したい

という方にとっても、株式売却・事業売却は1つの選択肢となります。売却をすることがどのようなことなのか、それにより得られるものは何なのか、当ブログでご紹介します。

今回は、実際に最近行われた学習塾の事業売却ケースをご紹介します。どのような学習塾が、どのようなフローで譲渡されていくのか。具体的なイメージをもっていただけるのではないでしょうか。

学習塾概要

場所:東京都23区内
生徒数:90名程度
収支:-100万~0

(修正後利益600万円程度)
売却金額:11,000,000

案件ページはこちら(https://juku-ma.com/case/0045-2/

事業売却を決めたきっかけ

今回の売主様からご連絡をいただいたのは2022年の5月末ごろ、東京都23区内にある開校から10年近くになる学習塾のオーナー企業様からのお問い合わせでした。

もともと、東海地方で別の事業を展開している企業様ですが、10年ほど前に幼児教育をメインにした学習塾を開校、ここまで運営をされてきて、今後も運営を続けていく予定でした。

しかし、この教室の教室長を務めていた方が急遽本社の社長となることが決定し、前述の通り本社が東海地方にあるため、教室長を退くことはやむを得ない状況となってしまったそうです。

人材を採用し、管理下のもとで運営を継続することも考えられたそうですが、教育をしていくコストや労力を考え、本業に集中するために譲渡をしようと考えたそうです。

インターネットなどで検索をいただき、セカチャレのサービスを見つけ、お問い合わせをいただいたとのことでした。

学習塾の中では規模や売却金額が大き目の譲渡案件とはいえ、他の仲介サービスは売り手側も費用が発生することがほとんどで、100万円~500万円はかかります。その中でコストのかからない弊社のサービスをご利用いただくこととなりました。

買い手様探し

この譲渡案件は、最近の案件の中でも問い合わせがとても多くありました。理由は「幼児教育」というとても特異性のあるサービス、そして地域柄小学校受験などもさかんで、サービス内容とマーケットがマッチしていることでした。幼児教育だけでなく、個別指導塾として中学生、高校生までの勉強をみている学習塾でもあり、生徒単価も高く、収益面を見てもとても魅力的な譲渡案件でした。

一方で、この教室は開校から10年近く、ずっと同じ教室長の方が運営してきています。最近はプロモーションもほとんど行なっておらず口コミだけで生徒集客を行なっており、この教室長の存在がとても大きく、その穴を埋めることができるのか、という点がネックになる可能性がありました。

また、家賃がそれなりにすることもあり、ある程度の資金力をもった買い手様でなければ買収は難しいのではないかという懸念もありました。

しかしながら、そのリスクを差し引いてもこの学習塾事業に魅力を感じてくださる方はとても多く、複数名の候補者の方と面談等行いました。現在すでに学習塾を運営しており、幼児教育という分野に興味がある方、個人で学習塾の開業に興味がある方など、様々なバックグラウンドをもつ企業様、個人の方とのお話を進めていきました。

交渉・基本合意・譲渡契約

その中でお話を進めることになったのは、関東近郊ですでに学習塾を複数教室運営している企業様でした。この企業の社長様のお考えと、もとの事業および教室長の方の考え方がとてもマッチし、最初の面談からとても話が盛り上がりました。話を進めていると、実は社長様と教室長の方の出身大学が同じであったりと不思議な縁も多く、たくさんの候補者様がいる中でも、売主様がとても好意をもたれた候補者様でした。

この企業様の事業買収における狙いとしては、

・首都圏への進出

・幼児教育、小学校受験のノウハウ獲得

がありました。

もともと、モンテッソーリ教育に興味があり海外の学校にも視察に行くほどで、それを事業として幼児向けに実践しているこの事業にとても魅力を感じたそうです。

また、すでに多教室を運営した経験から、初期の集客の大変さをとても感じており、すでに形になっている事業を買収できることに大きなメリットも感じていました。

実際に授業を行なっている中に、買い手企業様のメンバーが何名か視察に来られ、より買収意欲が高まったそうです。基本合意を締結しDDを終え、譲渡契約までは非常にスムーズに進みました。

1点懸念としてあったのは、やはり教室長の後任人事です。それについては派遣できる人材を採用し、年度末の譲渡までに今の教室長の方に手ほどきを受け、引き受ける予定で話を進めていきました。

意気投合したことも相まって、売主様もとても協力的になってくださっており、今後の引き継ぎに関してもスムーズに行われるのではないかと感じています。

来年度末、学習塾の新学期における譲渡に向けて、現在は各種契約や人材採用、引き継ぎに向けて動いているところです。地域に必要とされてきた学習塾がなくなることなく、ノウハウや教室の価値が今後も続いていき、さらに発展することを願っています。

今回の案件は、譲渡金額が大きめな学習塾ではありましたが、募集からすぐに多くの方が手を挙げてくださいました。弊社ではインターネット上での募集も行なっていますが、最新案件をいちはやく、自社のグループラインにてご紹介しています。

学習塾の買収を考えている方向け、案件紹介公式LINE

https://lin.ee/3XMxQu8

本ケースのように企業内の状況が変わり、急遽学習塾を続けることが困難になるといったケースも今まで多くお問い合わせをいただきました。また、その理由だけに関わらず、学習塾を閉校しようと考えると、撤退費用や生徒・保護者・講師への説明など、経営者にかかる金銭的、精神的な負担はとても大きいものになります。

しかし、学習塾を売却、譲渡するという選択肢は、そのような悩みを払拭でき、撤退費用は抑えることができ、講師、生徒たちの居場所も残すことができます。

経営難や、EXITとして学習塾の売却、譲渡を考えられている方は、学習塾専門の売却、譲渡サービスのセカチャレに、お気軽にお問い合わせください。

廃業や譲渡についての記事も投稿しております。
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