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【事業譲渡ケースその20】初回面談から3日で譲渡契約締結

2022年9月28日
譲渡例(今までのケース)

こんにちは!「学習塾売却のセカチャレ」を運営する株式会社インフィニティライフの金子です。

・学習塾売却のセカチャレ https://smallm-a.com

・株式会社インフィニティライフ https://infinitylife.co.jp

セカチャレは、学習塾専門の株式、事業売却のサポートサービスとして、今まで100件以上の学習塾売却に携わってきました。

学習塾経営者様の方には「株式売却、事業売却は大規模な企業の話、自分には関係のないことだろう。」と考えている方も多くいらっしゃいます。

しかし、

・学習塾を閉校したいが、生徒や講師のことを考えるとやめられない

・体調面に不安があるが、引き継ぎ手がいない

・別の事業に集中したい

という方にとっても、株式売却・事業売却は1つの選択肢となります。売却をすることがどのようなことなのか、それにより得られるものは何なのか、当ブログでご紹介します。

今回は、実際に最近行われた学習塾の事業売却ケースをご紹介します。どのような学習塾が、どのようなフローで譲渡されていくのか。具体的なイメージをもっていただけるのではないでしょうか。

学習塾概要

場所:埼玉県春日部市
生徒数:18名程度
収支:0万~+100万円(オーナー人件費除く)
売却金額:0円(無償譲渡)

事業売却を決めたきっかけ

今回、お問い合わせいただいた売主様は、10年近くこちらの教室を運営している教室長様でした。

コロナ前までは、多い時で100名、少なくても50名は生徒様が在籍していた教室だったそうです。

しかし昨今のコロナの影響をもろに受け、生徒数が過去最低を更新。あいにく教室長様や講師の方々もご高齢で、リモートやオンラインの導入は難しく、感染症対策を講じながら対面授業を継続していたとのことです。

コロナが1年程度で終息するようであれば耐えられたようですが、見通しの立たない状況や体力面の衰退により、夏開けには教室をたたもうと考え出したのが5月頃。

そこからインターネットなどで調べ、弊社を知っていただき、お問合せいただいたのが9月頃でございます。

上記の背景から、完全にスピード決着を望まれ、譲渡金よりも早く受けてくださる方とお話を進めたいということで無償譲渡で受けてくださるお相手を探すことになりました。

買い手様探し

この教室は、もうすでに教室長様にて閉校するお日にちが確定しており、不動産会社にもお伝えしている状況からのスタートでした。

数日後には、ご家庭への通知も開始するというタイミングで、なんとか2組の候補者様と面談を組むことができました。

このようなタイトな案件や閉校が決まっている案件は、弊社へのお問合せの約3割を占めます。

状況はさまざまですが、『不動産会社やご家庭に事前に通知している場合に考えられるリスク』を把握した上で動いていただくと、スムーズに譲渡することが可能です。

・不動産会社に通知済みの場合

一般的に不動産業界では解約の申し出があったのち、早々に一般募集が開始されます。いわゆるアットホームやスーモなどのプラットフォーム上に掲載されるようになります。先に譲渡先が見つかれば問題ないのですが、一般募集から借主が決まってしまった場合、先着順になることが大半のため、教室を継続することができなくなってしまいます。

今回は、不動産会社に解約の旨お伝えはしていたものの、譲渡する可能性があることも伝え、その場合は融通をきかせていただけるよう交渉しておいてくださり、スムーズに譲渡をすることができました。

・ご家庭に通知済みの場合

ご家庭に通知した場合、次の塾探しをスタートしてしまいます。譲渡の可能性がある旨を伝えた場合でも、塾の見直しを検討するきっかけとなってしまいます。

そのため退塾リスクが上がることから、買い手の方々も、事前に通知されている案件については購入意欲が低下する傾向にございます。

今回は、ご家庭に通知する日は概ね決まってはいたものの、まだ通知まで少しお時間があったため、その間に教室の見学やご面談を行い、結論を出していただくことができ、退塾リスクが上がることを避けることができました。

交渉・基本合意・譲渡契約

複数名いる候補者の中で、最終的にお話を進めてくださることになった方は、近隣で学習塾を開業したばかりの法人の代表者様でございました。

開業した教室は0名からのスタートとなり少し苦戦している中で、もうすでに18名の生徒様がいるこの教室に魅力を感じていただきました。

お若く、熱意にあふれた方で、売主様も「この方であればお任せできる」と仰っていただき、マッチングが成立しました。

無償譲渡ということもあり、条件面もそこまで詰める内容もなく、トントン拍子で話が進んでいきました。

売主様と候補者様の初回面談から、3日後には譲渡契約を締結することができました。

今回の案件は、生徒数がある程度ある中で、譲渡金0円の無償譲渡であったことから、スピード決着をすることができました。

譲渡金やスピードのバランスを考えながら、「優先事項は何か」を把握した上で進めることができれば、本件のように様々な候補者の方が買収を検討してくださるようになることが多いです。

また、今回買収を決定してくれた方は、弊社が運営しているLINEグループに登録してくださっている方で、案件情報をお送りしてすぐに、手をあげてくださいました。もし、学習塾の買収を検討されている方がいれば、是非とも登録してください。

学習塾の買収を考えている方向け、案件紹介公式LINE

→https://lin.ee/3XMxQu8

ただ学習塾を閉校しようと考えると、撤退費用や生徒・保護者・講師への説明など、経営者にかかる金銭的、精神的な負担はとても大きいものになります。

しかし、学習塾を売却、譲渡するという選択肢は、そのような悩みを払拭でき、撤退費用は抑えることができ、講師、生徒たちの居場所も残すことができます。

経営難や、EXITとして学習塾の売却、譲渡を考えられている方は、学習塾専門の売却、譲渡サービスのセカチャレに、お気軽にお問い合わせください。

廃業や譲渡についての記事も投稿しております。
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