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【事業譲渡ケースその22】学習塾買収希望者のネットワークを使った、横浜市の中規模学習塾譲渡

2022年10月13日
譲渡例(今までのケース)

こんにちは!「学習塾売却のセカチャレ」を運営する株式会社インフィニティライフの高木です。

・学習塾売却のセカチャレ https://smallm-a.com

・株式会社インフィニティライフ https://infinitylife.co.jp

セカチャレは、学習塾専門の株式、事業売却のサポートサービスとして、今まで100件以上の学習塾売却に携わってきました。

学習塾経営者様の方には「株式売却、事業売却は大規模な企業の話、自分には関係のないことだろう。」と考えている方も多くいらっしゃいます。

しかし、

・学習塾を閉校したいが、生徒や講師のことを考えるとやめられない

・体調面に不安があるが、引き継ぎ手がいない

・別の事業に集中したい

という方にとっても、株式売却・事業売却は1つの選択肢となります。売却をすることがどのようなことなのか、それにより得られるものは何なのか、当ブログでご紹介します。

今回は、実際に最近行われた学習塾の事業売却ケースをご紹介します。どのような学習塾が、どのようなフローで譲渡されていくのか。具体的なイメージをもっていただけるのではないでしょうか。

学習塾概要

場所   :神奈川県横浜市
生徒数  :30〜40名
年商   :1,500万円〜2,000万円
営業利益 :0円~+500万円
売却金額 :5,500,000

事業売却を決めたきっかけ

今回の売主様は、以前弊社を通じて学習塾を買収してくださり、それ以降も継続的に関わりがあった方です。

買収時は生徒10名程度であった学習塾を、コロナ禍にありながらも約1年で生徒数100名を超える教室に成長させた敏腕経営者で、今回お声がけいただいたのはその学習塾ではなく、別の学習塾でした。

今回対象となった学習塾は、今年の春頃、ご縁があってご高齢であった前の経営者様から譲渡を受けた教室で、私立の中高一貫校に通う生徒をメインターゲットとした学習塾でした。

さらに伸ばせる算段で買収し、運営を始めたところ、別の教室で人手不足が起こってしまい、この買収した学習塾に教室長人材を充てることが難しい状態となってしまったそうです。

そのため、買収以降この経営者様ご夫妻が週6日、午後はこの教室に常駐する必要が出てきてしまい、他の教室のマネジメントや、別事業に時間を割くことができなくなってしまったのです。

代わりとなる人材を探してみるもなかなか採用がうまくいかず、このままマンパワーをほぼ100%この教室に使いつつ、採用を続けていくのであれば、まだ譲渡を受けてからそこまで時間が経っていない状態でも、別の方に譲渡したほうが良いのではと考えられたそうです。

最初は、TRANBI(https://www.tranbi.com/)等、個人M&Aのプラットフォームサイトに掲載し、自身で買い手を探していたそうですが、このやり取りなどにももちろん時間がかかり、また、運営を任せることができる相手がなかなか見つからなかったということで、弊社にお声がけをいただきました。

買い手様探し

この売主様のご希望は「少しでもはやく現場を他の方に任せ、自身の時間を自由にすること」だったので、高い金額で売却する、というよりもスピーディーに話を進めてくださることを条件に、買い手様のお探しをスタートさせました。

すでに売主様が一般的なプラットフォームサイトには掲載していたこともあり、弊社では今までご縁をいただいていた方にのみアナウンスをする方法のみでお声がけをしました。

横浜市の中でも、近年子どもの数が増えている場所であること、高収益事業でありながらも、「個人の方でも手が出せるように」ということで譲渡金額を相場比で安価に設定したことから、想定通り多くの方から「詳細を聞きたい」とお声がけをいただきました。

現在、売主様ご夫妻で週に20コマ担当していたことから、

・このコマを買い手様ご自身、もしくは社内の方が担当する

・このコマを担当することができる講師を採用する

ことができる方と考えた時に、この学習塾に通っている生徒様の学力レベルが高いことも相まって、譲渡を受けるハードルは少し高くなっていました。それゆえ、売主様が個人的に買い手探しをしていたときも、なかなか話が進まなかったようです。

このようなハードルを越えて、手を挙げてくださった中から2,3者ほど、ご紹介をすることができました。

交渉・基本合意・譲渡契約

その中で、今回お話を進めることになったのが、現在は外資系の企業に勤めている横浜在住の買い手様でした。

この方はご自身が私立の中高一貫校を卒業され、京都大学に進学。大学進学後は学習塾で講師を務め、現在は外資系IT企業で勤務されています。

・ご家庭を納得させることができるバックグラウンドをもっている

・学習塾での指導経験があり、高いレベルの指導も可能である

・社会経験も豊富で、その経験を生徒に還元することができる

といったまさに今回の案件にうってつけの条件が揃った方で、売主様もこの方と面談をしたときに「この人にぜひ引き継いで欲しい」と思ってくださったそうです。

もともと、ご自身で横浜市内に学習塾を開校し、スタートさせようと思った矢先にコロナ禍に入り、頓挫していたところにこの学習塾案件の情報を知ったということで、買い手様のモチベーションも高く、双方とても魅力に感じていただいたことでお話が進むことになりました。

何度かオンラインで面談を重ね、買い手様が譲渡を受けるために不安な要素などをどんどん吐き出していただき、それに対して解決策や、現状をより細かくお伝えすることで、買い手様としても今後運営をスムーズに引き継いでいくイメージを作っていただけました。

特に大きなハードルも立ち止まったこともなく、基本合意、現地の内見や授業風景の見学、さらなる面談の機会を経て、無事に先日譲渡契約を締結する運びとなりました。

しばらくは現在勤めている会社と並行して経営および運営を続けていくということで、一部授業のみを年内は引き続き売主様に担当していただき、その間に人材採用などを進め、外れたときのために準備を進めていくことになりました。

現在は早速人材採用をスタートさせ、すでに何名かとコンタクトがとれている状態なようです。さらに強力な経営者が参画したことで、よりスケールし、内容も良くなっていくであろうこの学習塾の今後が楽しみです。

今回の案件は、スピード重視といったこともあり、弊社でも受注してからすぐに候補者様への アプローチを開始しました。弊社ではインターネット上での募集も行なっていますが、最新案件をいちはやく、自社のグループラインにてご紹介しています。

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本ケースのように運営に対してオーナー様の身やマンパワーが拘束されてしまい、学習塾を続けることがむしろデメリットになるといったケースも、今まで多くお問い合わせをいただきました。また、その理由だけに関わらず、学習塾を閉校しようと考えると、撤退費用や生徒・保護者・講師への説明など、経営者にかかる金銭的、精神的な負担はとても大きいものになります。

しかし、学習塾を売却、譲渡するという選択肢は、そのような悩みを払拭でき、撤退費用は抑えることができ、講師、生徒たちの居場所も残すことができます。

また、今回の売主様のようにご自身でプラットフォームサイトを使っても、時間や手間をかけたにも関わらずお話がまとまらないということも少なくありません。

弊社は学習塾を買収したいという候補者様のネットワークもあり、上記プラットフォームは弊社で代理掲載などもできますので、まずは私たちに任せてみてはいかがでしょうか。

経営難や、EXITとして学習塾の売却、譲渡を考えられている方は、学習塾専門の売却、譲渡サービスのセカチャレに、お気軽にお問い合わせください。

廃業や譲渡についての記事も投稿しております。
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