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【事業譲渡ケースその32】東京都多摩地域の学習塾を大幅リニューアルにより事業譲渡

2023年3月29日
譲渡例(今までのケース)

こんにちは!「学習塾売却のセカチャレ」を運営する株式会社インフィニティライフの金子です。

 

・学習塾売却のセカチャレ https://smallm-a.com

・株式会社インフィニティライフ https://infinitylife.co.jp


セカチャレは、学習塾専門の株式、持分、事業売却のサポートサービスとして、今まで150件以上の学習塾売却に携わってきました。

学習塾経営者様の方には「株式売却、持分売却、事業売却は大規模な企業の話、自分には関係のないことだろう。」と考えている方も多くいらっしゃいます。


しかし、

・学習塾を閉校したいが、生徒や講師のことを考えるとやめられない

・体調面に不安があるが、引き継ぎ手がいない

・別の事業に集中したい

という方にとっても、株式売却・持分譲渡・事業売却は1つの選択肢となります。売却をすることがどのようなことなのか、それにより得られるものは何なのか、当ブログでご紹介します。


今回は、実際に最近行われた、東京都多摩地域の学習塾における事業譲渡の例をご紹介します。どのような学習塾が、どのようなフローで譲渡されていくのか。具体的なイメージをもっていただけるのではないでしょうか。

学習塾事業概要

教室住所:東京都多摩地域

指導形態:小規模集団指導
生徒数 :10名前後
売上高 :約720万円
営業利益:-100万~0

譲渡金額:約44万円


★案件ページはこちら(No.101【地域密着/塾開業したい方向け】東京都国立市の小規模学習塾



事業譲渡を決めたきっかけ・募集開始

今回の売り手様からご連絡をいただいたのは、2023年1月下旬ごろでした。「教室をたたもうか検討しているが、今の生徒たちのためにも引き継いでくれる方はいないか」というご相談からスタートいたしました。


詳しくお話を伺うと、20年以上の歴史がある教室で、講師やスタッフは全員卒塾生で構成されているアットホームな教室でした。

何度か都内で拠点移動をしているものの、どの教室も、一軒家もしくは共同住宅の一部を賃借することにこだわり、家のように居心地がよく勉強に向き合える環境を作ることをテーマにこれまで教室を作ってきたとのことです。


中学生〜高校生は難しい年頃で、家にいたくないけど(塾に行きたくない)勉強もしたくないというお子様が多い中で、「塾が拠り所や居場所になれば、自然と塾に足が向き、勉強も楽しくなる」といった考え方で運営されておりました。

ときには先生がキッチンで夜ご飯を作り振る舞ったり、クリスマスにはお菓子パーティーを開催したりと、非常に和気藹々とした教室だったとのことでございます。


そのような環境作りにこだわることで売り手様や先生方の思惑通り、生徒たちの成績もぐんぐん上がり、学年でも上位層の生徒たちが集まる教室だったとのことでした。


ただし昨今の新型コロナウイルスの影響により、今までの「アットホームな教室」はむしろ悪として捉えられ、閉鎖的な教室に・・・。その頃から少しずつ、生徒やご家庭の変化もあったとのことで、売り手様としては、生徒も保護者も内向的で保守的な考え方にシフトしているように受け取ったようです。

例年何名も受験していた都立高校受験者が激減したことや、推薦で進学希望者が大半となり、今までの運営方法や運営方針が通用しなくなる・受け入れられなくなる感覚を受けたようでございます。

リニューアルをするにも根気がいることで、今までの理念や信念をも変えないといけないことに違和感を感じ、それであれば環境の変化に対応できる柔軟な方にバトンタッチ(事業譲渡)し、生徒たちの居場所は残しつつもリニューアルしてほしいと考えるようになり、事業譲渡について調べ始めたとのことでした。


大学入試改革による高校および大学入試制度の変化や、オンライン授業やICT教材などの浸透による教材や仕組みの変化など、学習塾業界は目まぐるしく変化しているのが現状です。

この変化に対応しながら、自らも適応していくことがベストですが、それが難しい場合もしくは適わない場合、今回のケースのように事業譲渡で解決できる可能性がございます。

今回はご縁があり売り手様から弊社にご相談いただき、募集を開始いたしました。


交渉

引き合いの方は複数名いらっしゃり、すでに近隣で学習塾を運営されている方や、独立希望の方などさまざまでした。結果的に、学習塾業界は未経験で開業予定の方とお話を進めていくこととなりました。

その買い手候補の方は学習塾経験は未経験であるものの、教育業界には携わっている方で、幼児教育や学童保育など幅広い経験のある方でした。何より自分の教室をもちたいと熱意をお持ちで、未経験の業界にもかかわらず果敢に挑戦しようとする姿勢に売り手様も心打たれたようでございました。


今まではアットホームでハイレベルな指導を掲げていた教室ですが、今後買い手様により、買い手様の強みを生かし、かつ今のニーズにあわせた教室にリニューアルしていくことを念頭におきながら面談を重ねていきました。

ターゲット年齢層を下げることや、学力よりも内申点を向上させるような指導方針、不登校の生徒たちへのフォロー体制など、弊社も僭越ながらアドバイスさせていただきました。


余談ですが、、、弊社では譲渡後、ご希望の買い手様に対してコンサルティングサービスを実施いたしております。それこそ最近の学習塾業界の動向や業界全体のこと、今の経営・運営状況のご相談など、幅広くサポートするサービスとなっております。


弊社はこれまで150件以上の学習塾の事業譲渡・法人譲渡に携わってきました。それに加え、自社で学習塾を経営・運営していた経験や売却した経験もあり、ノウハウは十分ございます。

特に、業界未経験の方やお一人で開業される方においては、弊社が相談相手になること、弊社から情報提供することでご不安を払拭できたらと考えております。


本件でもすでにご利用希望をいただき、毎月定例のMTGや日常のテキストでのやりとりにて可能な範囲でサポートいたしております。このサービスのおかげで譲渡を受ける決意がかたまったと仰っていただいております。

ご興味ある方はぜひご相談いただけましたらと存じます。



基本合意・譲渡契約

結果的に教室でのトップ面談を計2回行い、基本合意の締結に至りました。


事業譲渡の場合は原則、譲渡契約締結後から具体的な引き継ぎが開始されます。売り手様も買い手様も引き継ぎ期間を十分にとりたいというご意向であることや、大きな調整事項もなかったことにより、基本合意から1週間で譲渡契約の締結が完了いたしました。

今後引き継ぎを経て、4月末より新しい運営体制での運営がスタートする予定でございます。



おわりに

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本ケースのように、ずっと理想としている学習塾にしようと、一生懸命に教室づくりをしてきたものの、時代の流れもあって、理想と現実のギャップがあり、続けることが良いことなのか、自分でもわからなくなってしまった…というご相談も少なくありません。しかし、もちろん生徒や講師を野放しにすることもできず、どうすれば良いかわからない…。そのようなお悩みは、事業譲渡や法人譲渡をすることで、解決することができます


引退や、EXITとして学習塾の売却、譲渡を考えられている方は、学習塾専門の売却、譲渡サービスのセカチャレに、お気軽にお問い合わせください。

 

廃業や譲渡についての記事も投稿しております。
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