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事業譲渡例36|介護開始により売却を決断。東京都の約25年続く小規模学習塾

2023年6月23日
譲渡例(今までのケース)

こんにちは!「学習塾売却のセカチャレ」を運営する株式会社インフィニティライフの金子です。


セカチャレは、学習塾専門の株式、持分、事業売却のサポートサービスとして、今まで150件以上の学習塾売却に携わってきました。

学習塾経営者様の方には「株式売却、持分売却、事業売却は大規模な企業の話、自分には関係のないことだろう。」と考えている方も多くいらっしゃいます。


しかし、

・学習塾を閉校したいが、生徒や講師のことを考えるとやめられない

・体調面に不安があるが、引き継ぎ手がいない

・別の事業に集中したい

という方にとっても、株式売却・持分譲渡・事業売却は1つの選択肢となります。売却をすることがどのようなことなのか、それにより得られるものは何なのか、当ブログでご紹介します。


今回も先日まとまった案件のご紹介です。お話がまとまるまでのプロセスをご紹介します。

学習塾事業概要

●教室所在地
東京都府中市

●指導形態
小規模集団

●生徒数
0〜10名程度

●売上高
約500万円

●営業利益
赤字

●譲渡金額
11万円

●案件ページ

【至急/塾開業したい方向け】東京都府中市の小規模学習塾

事業譲渡を決めたきっかけ


この売り手様からご連絡をいただいたのは、2023年3月後半、今から約2ヶ月半前のことでした。東京都府中市で約25年間学習塾を運営されている塾長様でございます。

生徒数はピーク時で50名程度集客できていたようですが、近年の少子化傾向や新型コロナウイルス感染症の影響などを受けて、最近は10〜15名程度の生徒数を維持していたとのことです。


この教室では例年、春期講習時の生徒募集のみ広告をうっており、今年も同様に広告を開始しようと検討していた矢先に、売り手様のご家族が病気により倒れられ入院することに。

大事には至らなかったものの、自宅での介護が必要な状況となりました。学習塾の仕事は、物理的に拘束される時間が長く、介護との両立は難しいと判断。教室をたたむか、どなたかにお譲りしようか悩んでいたところにご縁があり、弊社にご依頼いただきました。

募集〜基本合意

ヒアリング


ご依頼いただいてから、教室にてヒアリングを行いました。最近はオンラインでの面談も増えている中で、直接お会いして教室を見ていただきたいとご用命いただき、教室にお伺いしました。

とてもご不安に思われていたようで、「そもそもこの教室が売れるのでしょうか」と何度も聞かれたのが印象的でした。

売り手様の不安材料としては、生徒数が少ないこと、先生が少ないこと、約25年間使用している教室のため見た目もあまり良くないこと、大きくはこの3点でした。

もちろん生徒や先生が多いほうが買い手様の幅は広がりますが、それが売れないことに直結するわけではございません。また、教室が古いという点についても、それだけ歴史があり知名度があるということに価値を見出す買い手様も多くいらっしゃいます。


募集とトップ面談


募集を開始したタイミングが春期講習がおわった4月頃でした。これから夏に向けて集客を開始する時期であることや、売上が見込める夏前であることからタイミングが良く、多くの候補者の方からご興味を示していただきました。



売り手様のご家族の介護が始まる時期も迫っており、スピード重視であることを買い手様にもご理解いただき、初回から教室でのご面談を実施いたしました。

一般的にトップ面談は、2〜3組の候補者様と、まずはオンラインにてご面談いただき、その後教室見学を含めた現地でのご面談に移行いたします。ただし、本件のようにスピード重視であったり、オンラインに不慣れである場合は、オンライン面談をスキップし、現地での面談からスタートするケースも多くございます。


ご面談した候補者の中でも、何度か足を運んでくださった候補者の方とお話を進めることとなりました。

この候補者の方は、以前同じ府中市内の学習塾で教室長として従事していたため周辺環境について詳しく、また昨年、近隣の都市で事業譲渡により学習塾を買収した経験があることから、大変頼もしい方でございました。売り手様も候補者の方も女性で、当初から意気投合していたことが印象的でした。

DD〜事業譲渡契約

デューディリジェンス(DD)


今回のDDは、対面にてインタビュー形式で実施いたしました。


今回の候補者の方は前述の通り、直近で事業譲渡により学習塾を買収しているため、重要なポイントをきちんと理解しておられたため、大変スムーズに進めることができました。

具体的には、基本合意から譲渡契約まで、約1週間程度でした。


譲渡契約締結


今回は候補者の方が売り手様の状況を非常によくご理解いただき、契約ごとは早急にまとめて、早めに教室の引き継ぎに入りたいと仰ってくださりました。
弊社にて契約書の作成サポートを行い、教室でのご面談時に契約書の読み合わせやスケジュールの最終確認を行い、先日無事に譲渡契約の締結が完了し、現在は引き継ぎ期間に入っています。

売り手様が介護により心身ともに負担が大きくなっていたところに、候補者の方やその方が雇っているアルバイトの方々がスピード感をもって対応してくださったことに、売り手様も本当にありがたいと仰っておりました。

終わりに

本件のように、ライフスタイルの変化により譲渡せざるを得ない状況になった方からのご相談も多数いただいております。

スピード感をもって対応いたしますのでまずはお気軽にご相談ください。


セカチャレでは「学習塾やスクールの事業を買収したい」と考えている候補者の方とのネットワークがあります。


「うちの塾は売却ができるのかな?」

「興味を持ってくれる候補者はいるのかな?」

と少しでも気になっている学習塾の経営者様、是非ともお気軽にお声がけください。


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