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事業譲渡例42|遠くて管理ができない…!FC加盟教室の譲渡(神奈川県)

2023年12月19日
譲渡例(今までのケース)

こんにちは!「学習塾売却のセカチャレ」を運営する株式会社インフィニティライフの高木です。


セカチャレは、学習塾専門の株式、持分、事業売却のサポートサービスとして、今まで300件以上の学習塾売却に携わってきました。

学習塾経営者様の方には「株式売却、持分売却、事業売却は大規模な企業の話、自分には関係のないことだろう。」と考えている方も多くいらっしゃいます。


しかし、

・学習塾を閉校したいが、生徒や講師のことを考えるとやめられない

・体調面に不安があるが、引き継ぎ手がいない

・別の事業に集中したい

という方にとっても、株式売却・持分譲渡・事業売却は1つの選択肢となります。売却をすることがどのようなことなのか、それにより得られるものは何なのか、当ブログでご紹介します。


今回は、神奈川県のフランチャイズに加盟している学習塾の譲渡のお話です。生徒は毎年40名を超えており、運営も特別問題はない状態。それではなぜ、売り手さまは譲渡することにしたのか。


その経緯も含めて、紹介していきます。


学習塾事業概要


■教室所在地
神奈川県横浜市内

■指導形態
個別指導

■生徒数
40名〜50名程度

■売上高
約1,400万円

■営業利益
-100万円〜0円

■譲渡金額
無償譲渡

■案件ページ

生徒40名強・自走可|神奈川県南部のFC個別指導塾

事業譲渡を決めたきっかけ


本社事務所と教室の立地が遠い


今回は特殊なケースで、ご連絡をいただいたのは売り手さまから直接ではなく、フランチャイズ本部の担当者さまからご連絡をいただきました。

このフランチャイズに加盟している教室を5教室程度運営しているオーナーさまがおり、そのうち2教室が本社から片道2時間弱かかってしまい、管理が全くできていない状況だったようです。また、この2教室のうち1教室は教室長人材がおらず、本業の人材をその教室に入れており、本業的にもマイナスになってしまっている状態でした。



そこで撤退を考えましたが、まずは周辺のフランチャイズオーナーに本部の方がお声がけをされ、それでもなかなか引き合いが見つからないとのことで、セカチャレにお声がけをいただいた、という経緯だったそうです。

実はこの教室自体、もともと別のオーナーさまから、今回の売り手さまが譲渡を受けた教室で、なんとなく譲渡の流れなどは知っており、スムーズにお手伝いするまで、話が進んでいきました。


金額ではなくスピード重視


学習塾事業ではない本業がとても好調であることと、この教室が若干の赤字であったこと、とにかく管理ができていないという現状があるため、少しでも早く決めてくださる方がいれば、その方に譲りたいという売り手さまのご希望でした。


生徒数自体はコロナウイルスの流行以降減少していたものの、それでも最低ライン40名をキープしており、条件的にはとても良い条件の案件であったと思います。

1日でも早く候補者が見つかるよう、こちらもスピーディーに対応し、お問い合わせから実際に募集をスタートするまで、売り手さまのお力添えもいただきながら、かなり早く進めることができました。


募集開始〜基本合意


買い手さまの募集・候補者さまの反応


弊社では、お手伝いをする際に、案件毎に「事業概要書」を作成します。この事業概要書には学習塾の実態をまとめるのですが、その際に売り手さまからさまざま資料をいただきながら作成をします。

売り手さまが先立って事業のみの収支表を税理士の先生に依頼されており、必要な資料をすぐに提出いただくことができたため、今回はこの概要書の作成がとても早く終わりました。


概要書が完成してから、弊社では募集を開始します。スタートしてからの反響は、比較的良かったように思います。

特に途中で譲渡金を0円と決めてからは、生徒数が40名以上いるという状態で無償譲渡ということもあり、さらに反応が良くなりました。


今回は、フランチャイズ加盟の継続が必須ということで、本部の担当者さまも一緒になって話を進めていただき、何名かの候補者さまと面談をすることになりました。

また、この教室には教室長がいたのですが、その教室長にもすでに譲渡を前提に話を進めることは伝えており、現地での面談では毎回教室長の方も同席いただいていました。


売り手さま含めてその候補者の方々と、まずはオンラインで面談をし、候補者さまによっては追加で必要な資料のご要望などをいただきながら、検討を進めていただきました。

みなさま、興味をもってくださった候補者の方々は真剣にご検討してくださり、各候補者さまそれぞれとじっくり腰を据えて、お話を詰めることができました。


現地での面談


お話を進めてくださっていた候補者さまの中で何名か、オンライン面談を経て、現地に伺って実際に現地を見たいという方がいらっしゃり、売り手さまにも都合をつけていただいて、現地面談を実施しました。


概要書やオンライン面談で、数字面などなんとなく塾のイメージはできるものの、実際に教室に行ってわかることはたくさんあります。

生徒や講師はいずとも、机や椅子の配置から実際の指導の様子をイメージすることもできますし、テナントをどのように有効活用するのかを検討したりと、現地に実際にお越しいただたことで、買い手さまにもより具体的に引き継いだ後のイメージをもっていただくことができました。


この教室は、売り手さまが別教室で成功したノウハウを活かし、掲示物などもとても拘っていました。教室長の方も細かい作業が得意な方のようで、それらが相まってとても素敵な教室でした。

これはオンラインなどでは伝わり切らない魅力で、実際に現地にお越しいただいたからこそわかることです。お越しいただいた方も、お話していたもの以上に魅力を感じてくださり、さらに前に進んでいただける手応えがありました。


ご訪問いただいてから数日後、お越しいただいた方のうち1名の方から「譲渡に向けて動いていきたい」とのお返事をいただき、今回は基本合意を経ずに、譲渡契約を締結する運びとなりました。


この候補者さまは、同じ神奈川県内の法人さまで、教育業界の経験はない方でした。FCに加盟していることで、知見がなかったとしても本部のサポートを受けることができるということ、すでに生徒数を確保できている、教室長を採用する必要がない、というニーズにマッチしており、魅力に感じてくださったようです。


本部審査〜事業譲渡契約


フランチャイズ加盟の本部審査


学習塾の事業譲渡の場合、ある程度の情報は先に出してしまっているので、DDでより細かく調べる必要がある内容は、そこまで多くありません。


今回は、FCに加盟している教室ということで、譲渡契約を締結する前に、フランチャイズ加盟の準備を進めることとなりました。こちらは書類提出後、全く問題なく終了し、譲渡契約に向けて一歩前進しました。


そして、多くの学習塾の事業譲渡において、最も高いハードルとなるのが賃貸借契約です。


賃貸借契約は、一般的に譲渡契約のあとに大家さんもしくは管理会社との交渉が行われます。

※明確に譲渡を伝えないように、根回しを行うことはあります


事業譲渡の話が伝わってしまうと、そこからご家庭や講師に伝わってしまう可能性が0ではないからです。その場合、本意でないものが伝わってしまい、離脱が発生してしまうなどのリスクがあるからです。


一方で、今回は譲渡がされなければいずれにせよ閉校する予定であったこと、解約する場合には告知義務があったことから、先に大家さまにも伝えていたため、譲渡後の賃貸借の条件などは、譲渡契約前にチェックをすることができました。


譲渡前とほとんど同様の条件で借りることができるということが判明したため、買い手さまとしてもリスクなく、お話を進めることができました。

譲渡契約のあとに、あまりにも現行と条件面で大きな乖離がでてしまい、目論んでいた収支計画がいきなり崩れてしまう、という可能性は0ではありません。


それらの数字面の細かいチェック、譲渡後の条件面のチェックが完了し、無事に譲渡契約を締結することができました。引き継ぎ期間もきちんと取れるスケジュールに設定し、双方が今後のイメージをもって、お話をまとめることができました。



譲渡契約締結後


譲渡契約の締結が完了し、現在は引き継ぎ期間に入っています。


今の所特にトラブルなく進んでおり、ご家庭への案内や、アルバイトの方との雇用契約の手続きなどを進めています。事業譲渡の場合は、株式や持分の譲渡と異なり、各種契約関係を全て巻き直さなくてはいけません。


賃貸借契約の条件も事前にチェックすることができていたので、その折衝等特別必要なく、手続きを進めることができています。


買い手さまは学習塾の経営自体が初めてですが、他業種の知見を活かして、学習塾業界に新たな風を吹き込んでくれるはずです。これからこの学習塾がどのように広がっていくのか、とても楽しみにしています。


終わりに

今回は「複数学習塾を経営していて、物理的に管理が難しくなってしまった」という理由で、譲渡をすることを決心されました。珍しいパターンでしたが、今後こうした経営者さまは増えていくのかもしれません。


もちろん、個人で引き継ぎ手を探すことも不可能ではありません。しかしながら、ある程度トラブルになり得るケースを想定し、先にリスクヘッジしておけるかどうかで、後々に大きな影響を与えます。特に、学習塾という特殊な業態をきちんと理解し、その業態にあった進め方をする必要があります。

セカチャレはその「トラブルが起きないようにするためには何が重要なのか」を理解しています。逆に言えば、「どのようなトラブルが起きやすいのか」を熟知しています。


その点で、「個人間で譲渡を検討しているけれども、トラブルが起きてしまわないか不安…」と思っている学習塾経営者の方のお手伝いは十分にできると自負しています。

利用は無料なので、コストもなく利用できるので、少しでも検討されている方はお気軽にご相談ください。


また、セカチャレには「学習塾やスクールの事業を買収したい」と考えている候補者の方とのネットワークがあります。

「うちの塾は売却ができるのかな?」

「興味を持ってくれる候補者はいるのかな?」

と少しでも気になっている学習塾の経営者様、是非ともお気軽にお声がけください。


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