事業譲渡例43|後継者不在の塾と独立を目指す講師(神奈川県)

2023年12月21日
譲渡例(今までのケース)

こんにちわ。「学習塾売却のセカチャレ」を運営する株式会社インフィニティライフの吉田です。


セカチャレは、学習塾専門の株式、持分、事業売却のサポートサービスとして、今まで150件以上の学習塾売却に携わってきました。

学習塾経営者様の方には「株式売却、持分売却、事業売却は大規模な企業の話、自分には関係のないことだろう。」と考えている方も多くいらっしゃいます。


しかし、

・学習塾を閉校したいが、生徒や講師のことを考えるとやめられない

・体調面に不安があるが、引き継ぎ手がいない

・別の事業に集中したい

という方にとっても、株式売却・持分譲渡・事業売却は1つの選択肢となります。売却をすることがどのようなことなのか、それにより得られるものは何なのか、当ブログでご紹介します。


今回は、神奈川県横浜市の最寄り駅徒歩1分圏内、中規模の学習塾の事業譲渡をご紹介します。

開校からお一人で運営してきた塾を譲渡することを決意された、後継者を探すその思い。
経緯も含めて、紹介していきます。

学習塾事業概要

●教室所在地
神奈川県

●指導形態
自立学習

●生徒数
20~30名程度

●売上高
約800万円

●営業利益
赤字

●譲渡金額
150万円

●案件ページ

【至急/駅徒歩4分】東京都2【駅徒歩1分/生徒20名以上】神奈川県横浜市の自立学習塾3区内の個別指導塾

事業譲渡を決めたきっかけ

他事業へチャレンジしたい、それでも生徒の居場所を残したい


この売り手様から一番最初にご連絡をいただいたのは2023年の8月頃で、新しい事業へのチャレンジをしたいが後継者がいないというお問合せでした。

オーナー様は10年以上前に大手塾から独立し、本塾を開業いたしました。地域で信頼を得ることができ、中学受験から高校受験、大学受験まで幅広く生徒を受け入れることで塾を盛り立てておりました。それでもやはりコロナ禍により、塾の勢いが収まってしまい、その間に始めた事業を軌道に乗せることで耐え忍んでおりました。

そんな中で、新しい事業へのモチベーションと、この塾をより盛り上げるには新しい風が必要なのではないかとお考えになられておりました。そして事業承継という選択肢があることを知り、後継者探しを兼ねて譲渡を決意されました。

本塾は小学生から高校生まで生徒がおり、高校生が小学生に簡単な質問対応をしてくれる程、アットホームな空気感が出来ており、もちろん卒塾生はそのまま講師となる、塾の理想形ともいえる環境でした。この空気感を残しつつ、より盛り立てていただける方に譲りたい、そんな想いで募集を開始していくことになります。

個人塾で後継者を探すというのは、学生講師を多く採用している塾では非常に難易度が高く、ただ教室長を新たに採用するには、引継ぎまでの給与や、後継者にふさわしいかどうかの判断する期間を設けることも難しいはずです。

後継者探しを兼ねた譲渡であれば、事前に何度も顔を合わせることが出来る上、譲渡金額を得ることができます。もちろん、塾の経営状況によりけりではございますが、ゼロベースで後継者を募集するよりかは非常にローリスクに進めることが出来ると存じます。

募集開始〜基本合意

買い手さまの募集・候補者さまの反応

弊社では、お手伝いをする際に、案件毎に「事業概要書」を作成します。この事業概要書には学習塾の実態をまとめるのですが、その際に売り手様から様々な資料をいただきながら作成をします。

この売り手様は、丁寧に収支情報をおまとめしていたため、概要書の作成に苦慮することはございませんでした。

譲渡金の希望額もこのタイミングで決定いたします。譲渡金は新しい事業へ投資したいという想いもあり、売り手様のご要望額でスタートすることとなりました。

結果、立地の良さ、生徒が一定数いることからお問合せを多くいただくことができました。


買い手様のファーストインプレッションや譲渡の実現可能性、スピード感は、この譲渡金とのバランスとなりますので、多くの候補者様にご検討いただきたい場合は、譲渡金を低く、逆に候補者様を絞りたければ譲渡金を高く設定することを意識していただけると、イメージ通りの譲渡スケジュールになるかもしれません。

何名かの候補者様と売り手様含めて、まずはオンラインで面談をし、候補者様を絞り込んでいくこととなりました。

最終的に家庭教師や塾講師にこれまで従事しており、独立を目指してらっしゃる方と譲渡を進めることとなりました。この方は、中学校受験により力を入れたいと考えており、これまで本塾では中学校受験を主軸とはしておりませんでしたので、新しい要素として塾も盛り上がるだろうと売り手様が感じられたことが要因だったと記憶しています。

買い手様は売り手様が育ててきた塾の空気感に大きな魅力を感じ、是非とも受け継ぎたいと申し出ていただくことが出来ました。教育業界を経験されているのであれば、講師募集の難しさを理解しているため、卒塾生がそのまま講師になることの価値をしっかりと認めてくださるケースが多いです。

こういった売り手様と買い手様の強みがかみ合うことこそ、M&Aの最大の魅力であり、やりがいであると強く感じることが出来ました。

現地での面談


オンライン面談を経て、現地に伺って実際に現地を見たいとご要望を頂戴し、売り手様にもご都合をつけていただいて、現地面談を実施しました。

本塾は特に塾の持つ空気感に魅力を感じていただいていたため、2回目以降のご面談は現地で行うことになりました。

生徒はいずとも、机や椅子の配置から実際の指導の様子をイメージすることもできますし、テナントをどのように有効活用するのかを検討したりと、現地に実際にお越しいただたことで、買い手様にもより具体的に引き継いだ後のイメージを持っていただくことができました。

譲渡契約後の集客や、引継ぎ期間をどのように過ごすか、譲渡後の具体的なお話を進めることで、お互いの熱量も上がっていく理想的なご面談が続きました。

もちろん、お互いの想いが重なったお二人は基本合意を締結することとなります。

DD〜事業譲渡契約

デューディリジェンス(DD)


学習塾の事業譲渡の場合、ある程度の情報は先に出してしまっているので、DDでより細かく調べる必要がある内容は、そこまで多くありません。


今回は、買い手様からご希望を頂戴したのは、売上が実際に入金されているかどうかの確認で入金明細のチェックが行われました。


そして、最も高いハードルとなるのが賃貸借契約ですが、売り手様から不動産会社へ事前にお話をしていただいたことで、非常にスムーズに契約予定の内容確認を行うことが出来ました。


譲渡契約締結後

譲渡契約の締結が完了し、現在は引き継ぎ期間に入っています。


今の所、特にトラブルなく進んでおり、ご家庭への案内や各講師との再契約が進んでいます。

売り手様は譲渡後も顔を出していただけるため、強い変化はなく、生徒様の離脱も少ない状態で進んでいると伺っております。


終わりに

後継者探しという、The事業承継ともいえる案件でしたが、売り手様のご要望に限りなく近い形で譲渡まで至ることが出来たと自負しております。

今回のように、理想通りの買い手様と出会い、譲渡まで至ることを保証することは、もちろんできません。

ただ、弊社のアドバイザーは教育業界経験者のみで構成されており、どういった塾作りをしたか、どういった塾を引継ぎたいか、買い手様のご要望を自身の経験から形にすることに長けております。

より良い形で後継者へ引継いでいく、これをやりがいとし、我々アドバイザーは日々務めております。

セカチャレはその「塾とはどういうものか」を理解しています。「どのような塾にニーズがあるのか」を熟知しています。


塾のM&Aを専門に取り扱っているからこそ出来ることだと自負しております。

利用は無料で、コストもなく利用できるので、少しでも検討されている方はお気軽にご相談ください。

また、セカチャレには「学習塾やスクールの事業を買収したい」と考えている候補者の方とのネットワークがあります。

「うちの塾は売却ができるのかな?」

「興味を持ってくれる候補者はいるのかな?」

と少しでも気になっている学習塾の経営者様、是非ともお気軽にお声がけください。


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