事業譲渡例44|大阪府内、歴史ある学習塾の後継者探し

2024年1月23日
譲渡例(今までのケース)

こんにちは!「学習塾売却のセカチャレ」を運営する株式会社インフィニティライフの高木です。


セカチャレは、学習塾専門の株式、持分、事業売却のサポートサービスとして、今まで300件以上の学習塾売却に携わってきました。

学習塾経営者様の方には「株式売却、持分売却、事業売却は大規模な企業の話、自分には関係のないことだろう。」と考えている方も多くいらっしゃいます。


しかし、

・学習塾を閉校したいが、生徒や講師のことを考えるとやめられない

・体調面に不安があるが、引き継ぎ手がいない

・別の事業に集中したい

という方にとっても、株式売却・持分譲渡・事業売却は1つの選択肢となります。売却をすることがどのようなことなのか、それにより得られるものは何なのか、当ブログでご紹介します。


今回は、大阪府で30年以上続く、老舗教室の譲渡です。毎年安定して生徒も集まっており、売り手さまは学習塾業界のプロ。独自のノウハウも確立されており、人気の出そうな案件だと、最初に伺った際に感じました。


売り手さまはなぜ、この学習塾を売却するに至ったのか。その経緯も含めて、紹介していきます。


学習塾事業概要


■教室所在地
大阪府北部

■指導形態
個別指導

■生徒数
10名〜20名程度

■売上高
約960万円

■営業利益
300万円〜500万円
※売り手さま人件費を除く

■譲渡金額
税込55万円

■案件ページ

黒字|大阪府北部の30年以上続く小規模学習塾

事業譲渡を決めたきっかけ


一度は別の人の手に渡っていた事業


今回の売り手さまから連絡があったのは、9月末のことでした。直接事務所宛にお電話をいただき、関西の方ということで、普段であれば基本的にお電話やオンラインでサービスのご説明、細かいヒアリング等を行いますが、「直接会って話がしたい」とのご希望をいただき、すぐに日程調整をして大阪に伺いました。




話を聞いてみると、30年以上続いていた学習塾を何年か前に後継者に引き継いだものの、去年くらいに急にその方から「教室を閉めることにした」と連絡が入り、「それでは通っていた生徒の居場所がなくなってしまう」と再度ご自身で引き継ぎ、事業の運営にあたっていました。


しかし、この教室は土日も開校することも多く、ご年配である売り手さまが毎日のように教室に行き、運営することが体力的にも難しい状況で、「やはりどなたかが引き継いでやってくださる方が良いのでは…」と思い弊社にご連絡をいただいた、という経緯でした。


ブランドを引き継いで大事にしてくれる方が理想


この学習塾は、30年以上の歴史があり、事業の開始から関わっている売り手さまとしては、塾の名前や伝統を大事に引き継いでくれる方が良いとご希望をいただきました。

また、少し変わった特徴があり、近隣にある私立の学校の生徒しかこの塾では受け入れておらず、その学校との繋がりを維持することで今後も塾自体が安定して継続するのではないかという考えもあったようです。


金額等の条件に特別こだわりなどはなく、上記を念頭においたうえで、良い縁があればと仰っていただき、募集をスタートしました。


募集開始〜基本合意


買い手さまの募集・候補者さまの反応


弊社では、お手伝いをする際に、案件毎に「事業概要書」を作成します。この事業概要書には学習塾の実態をまとめるのですが、その際に売り手さまからさまざま資料をいただきながら作成をします。
今回は直接お会いした際に各種資料をご準備いただいていたので、それを使ってすぐに準備にとりかかることができました。


概要書が完成してから、弊社では募集を開始します。スタートしてからの反響は、当初の想定通り比較的良かったように思います。

長い歴史をもっているということや、毎年収支が安定していること、先述の通りある学校に対して特化した教室であるという特異性があったりと、興味をもっていただくことができるポイントが多くありました。

そしてこの教室は、学習塾において保護者さまが重要視する「実績」もとても良い教室で、難関大学への合格者を毎年出していて、そのメソッドや生徒の声などを蓄積していたことにも、候補者の皆さんは魅力を感じてくださっていました。


何名かの候補者さまと情報交換をしながら、案件についての検討を進めていただきました。今回は売り手さまがオンライン等の対応が難しく、まずは担当者が候補者の方との面談等を行い、案件についの情報提供をしながら理解を深めていただきました。そのうえで、より具体的な検討に入ってくださった方と現地にて売り手さまも含めた面談を実施するという流れで進めました。


現地での面談


ご検討くださった方の中で、1名現地での面談を希望された方がおりました。その方は企業勤めなのですが、奥さまが付近で子ども向けのサービス提供を行っており、自身の教室をもつことを検討していたときに、この案件とのシナジーを感じてくださり、検討を進めてくださいました。



概要書やオンライン面談で、数字面などなんとなく塾のイメージはできるものの、実際に教室に行ってわかることはたくさんあります。

生徒や講師はいずとも、机や椅子の配置から実際の指導の様子をイメージすることもできますし、テナントをどのように有効活用するのかを検討したりと、現地に実際にお越しいただたことで、買い手さまにもより具体的に引き継いだ後のイメージをもっていただくことができました。


今回は事情があり、譲渡後に別の物件に移動することを前提としていたため、この物件でどのようにしていくか、ということではありませんが、イメージをつけていただく要素にはなったはずです。


面談が終わり後日、この候補者さまから「さらに検討を進めたい」とのことで、追加資料のご要望をいただき、売り手さまにもご協力をいただきながら準備を進め提出、最終的な検討に至っていただきました。


その後何日かして「最終譲渡に向けて動いていきたい」とのお返事をいただき、基本合意の締結をする運びとなりました。


DD〜事業譲渡契約


譲渡契約の締結へ


学習塾の事業譲渡の場合、ある程度の情報は先に出してしまっているので、DDでより細かく調べる必要がある内容は、そこまで多くありません。


今回も同様に、基本合意締結のタイミングでおおよその資料を提出、細かい部分も確認をいただいたうえでの締結だったので、あまりこの期間で追加の資料等を出すことは多くありませんでした。


先述の通り、今回は譲渡後に違う物件に移す必要があったため、この期間内で買い手さまは物件の調査を行ったり、いくつか候補を出す期間としていました。

買い手さまも協力的で、今までの経験上「どの場所であれば生徒が来やすいか」という視点でアドバイスをくださり、その点のノウハウがなかった買い手さまもアドバイスを参考に探していました。


一定期間を経て譲渡契約書の内容を吟味、無事に締結に至ることができました。



譲渡契約締結後


譲渡契約の締結が完了し、現在は引き継ぎ期間に入っています。


買い手さまご夫婦は学習塾の経営自体が初めてですが、他業種の知見を活かして、学習塾業界に新たな風を吹き込んでくれるはずです。また、売り手さまも引き続きアドバイス等を行ってくださるようで、これからこの学習塾がどのように広がっていくのか、とても楽しみにしています。


終わりに

今回は年齢面を鑑みて一度引退をしたものの、事情があって再度学習塾の運営をすることになったという珍しいパターンではありました。


もちろん、個人で引き継ぎ手を探すことも不可能ではありません。しかしながら、ある程度トラブルになり得るケースを想定し、先にリスクヘッジしておけるかどうかで、後々に大きな影響を与えます。特に、学習塾という特殊な業態をきちんと理解し、その業態にあった進め方をする必要があります。

セカチャレはその「トラブルが起きないようにするためには何が重要なのか」を理解しています。逆に言えば、「どのようなトラブルが起きやすいのか」を熟知しています。


その点で、「個人間で譲渡を検討しているけれども、トラブルが起きてしまわないか不安…」と思っている学習塾経営者の方のお手伝いは十分にできると自負しています。

利用は無料なので、コストもなく利用できるので、少しでも検討されている方はお気軽にご相談ください。


また、セカチャレには「学習塾やスクールの事業を買収したい」と考えている候補者の方とのネットワークがあります。

「うちの塾は売却ができるのかな?」

「興味を持ってくれる候補者はいるのかな?」

と少しでも気になっている学習塾の経営者様、是非ともお気軽にお声がけください。


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