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学習塾M&Aを成功させる「最初の一歩」と準備リスト。成約まで3ヶ月のスピード感で進める秘訣

2026年3月16日
学習塾M&A

こんにちは、セカチャレを運営する株式会社インフィニティライフの高木です。

「M&Aを考え始めたけれど、具体的に何から手をつければいいのか分からない」 「まだ売却を迷っている段階で、相談してもいいのだろうか?」


そんな悩みをお持ちのオーナー様は少なくありません。ここ数回の記事を通じて、学習塾のM&Aにおける相場やリスク、そして「価値の再発見」について紹介をしてきました。


今回は、いよいよ「具体的なアクション」にフォーカスし、 5年以上の支援実績から見えた、スムーズに、かつ納得のいく成約を勝ち取るオーナーさまが実践している準備の極意を公開します。


相談前にこれだけは!「最低限」の準備リスト


「まずは自分の塾にどれくらいの価値があるのか知りたい」という段階で、私たちがまず拝見させていただく資料は主に以下の4点です。これらを揃えるだけで、査定とマッチングのスピードは劇的に上がります。

月別の収支表(直近3年分): 季節ごとの講習費の動きや、経費の推移を把握します。
・生徒推移表(直近3年分): 直近の生徒数の増減を把握するために必要な資料です。
・現時点の学年別生徒数: 「今」の収益力と、来年以降の継続性を予測するために不可欠です。
・賃貸借契約書: 物件の契約条件は、引き継ぎの可否を左右する極めて重要な書類です。

※法人の場合は、別途「定款」や「確定申告書」等が必要になりますが、まずは上記の4点があれば具体的なお話が可能です。

意外と早い?相談から成約までの「標準的な期間」


「M&Aは何年もかかる大仕事」というイメージがあるかもしれませんが、スモールM&A、特に地域に根ざした学習塾の場合、平均すると3〜4ヶ月程度で成約に至るケースが多いです。


「半年後の新年度に合わせて引き継ぎたい」「次の夏期講習までには体制を整えたい」といったスケジュール感をお持ちであれば、そのゴールから余裕をもって6ヶ月程度前からご相談をいただきたいです。


学習塾の場合は、先述の通り

・新年度(3月から4月)
・夏期講習前(7月)
・夏期講習後(9月)

あたりが1つの区切りとなるケースが多く、それぞれ上記のタイミングから4ヶ月程度前が、実際にお問い合わせが多いタイミングになってきます。

「高く、早く」売れるオーナー様に共通する「3つの力」


5年間で数多くのオーナーさまとの出会いがありましたが、理想的な条件でスピーディーに成約する方には共通する特徴があると感じています。その代表例をご紹介します。


レスポンスの速さ(誠実さ): 依頼した資料の提出が早いオーナーさまは、買い手さま側からも「信頼できる経営者」として高く評価されます。この信頼関係が、最終的な価格交渉を有利に進める土台となります。


データの整理整頓:上記と重なる部分がありますが、資料が整理されているということは、日頃から誠実な経営をされている証です。買い手さまは「中身が見えにくい塾」を嫌います。透明性の高さは、そのまま「安心料」として価格に乗ってくることがあります。


資料が整理されていることで、やりとりの中でも必要な資料がすぐに出てくる。どんな資料があって、どんな資料はないのか、ないとすればどのようにすれば最短で提出ができるのか、その内容を把握している方は、事業自体も伸びているケースが多いと感じています。


相手へのリスペクト:ご自身のキャリアに対する自負を持ちつつも、新しいオーナー候補に対して常に敬意を持って接する方は、非常に好印象です。定性的な「相性」を重視する塾M&Aにおいて、謙虚さと礼節は最高の武器になります。


自身より経験のない相手方に対しても「自身にはない観点や取り組みで事業をさらに飛躍させるかもしれない」というような、リスペクトがある方は、とてもスムーズに交渉が進んでいきます。


盲点になりがちな「隠れた重要書類」


決算書などの数字以外に、買い手が「これが知りたかった!」と喜ぶ情報があります。これらを事前にメモ程度でもまとめておくと、交渉はさらにスムーズになります。


講師の詳細情報: 出身大学、年齢、勤務歴など。採用難の今、講師陣のプロフィールは大きな資産です。


賃貸借契約の更新条件:譲渡に伴い、大家さんから賃料アップなどの新条件を提示される可能性があります。特に首都圏では、近年の地価上昇に伴って、チャンスとばかりに上がることが多いように感じます。中には家賃が50%アップすることもあり、「こんな予定では…」となるケースも増えています。ここを事前に把握しておくことで、土壇場での破談を防げます。


最初の面談で、アドバイザーに話していただくこと

お問い合わせをいただく方のほとんどは、事業承継、M&Aの経験がない方です。「まだ譲渡するかも決めていない、そもそも何をすれば良いのかもわからないうちから問い合わせをすることはできない」と考えている方も多くいらっしゃるでしょう。しかし、最初にお話することは以下のようなことです。


・なぜ、今売却を検討し始めたのか、お問い合わせの背景

・どのような譲渡が理想か、ゴールイメージの共有

・実際にサービスを利用するとなった場合、今後起きること


こうしたお話を伺いながら、理想の譲渡に向けたすり合わせを行なっていきます。


学習塾経営者へのメッセージ


事業承継、M&Aという大きな決断を前に、迷いや不安を感じない方はいません。先述の通り、ほぼ全員が「未経験」からのスタートです。


新しいことに取り組むことは、確かにストレスを感じることもあるでしょう。しかし、一歩踏み出し、伴走者とともに走り切った後には、多くのオーナーさまが「あの時、何も相談せずに廃業しないで良かった」と晴れやかな顔で仰います。


生徒たちの居場所を守り、あなた自身が積み上げてきた価値を次へ繋ぐ。そのための「お力添え」を全力でさせていただきます。 まずは一度、お声がけください。学習塾をスタートしてからこれまでの歴史を、引き継ぐお手伝いができれば嬉しいです。




この記事の著者



取締役 M&Aアドバイザー 高木直人


埼玉大学教育学部卒業後、大手教育系企業、私立中高一貫校講師を経て、株式会社インフィニティライフに参画。学習塾事業、学習塾M&A事業の責任者として、100件以上の学習塾案件を支援、40件程度を成約に導いた。2023年に株式会社バトンズが選ぶベストアドバイザー賞にノミネート。


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