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【株式譲渡ケースその2】先代の急逝による都内学習塾を運営する法人の株式譲渡

2022年10月12日
譲渡例(今までのケース)

こんにちは!「学習塾売却のセカチャレ」を運営する株式会社インフィニティライフの高木です。

・学習塾売却のセカチャレ https://smallm-a.com

・株式会社インフィニティライフ https://infinitylife.co.jp

セカチャレは、学習塾専門の株式、事業売却のサポートサービスとして、今まで100件以上の学習塾売却に携わってきました。

学習塾経営者様の方には「株式売却、事業売却は大規模な企業の話、自分には関係のないことだろう。」と考えている方も多くいらっしゃいます。

しかし、

・学習塾を閉校したいが、生徒や講師のことを考えるとやめられない

・体調面に不安があるが、引き継ぎ手がいない

・別の事業に集中したい

という方にとっても、株式売却・事業売却は1つの選択肢となります。売却をすることがどのようなことなのか、それにより得られるものは何なのか、当ブログでご紹介します。

今回は、実際に最近行われた学習塾を運営する法人の株式譲渡ケースをご紹介します。どのような学習塾が、どのようなフローで譲渡されていくのか。具体的なイメージをもっていただけるのではないでしょうか。

会社概要

法人住所:東京都23区内
教室数:2教室
純資産:▲1,000万円~▲500万円
営業利益:▲1,500万円~▲1,000万円
当期純利益:▲1,000万円~▲500万円
株式売却金額:1
※長期借入金5,000万円程度

株式譲渡を決めたきっかけ

今回の売主様からお問い合わせをいただいたのは、今年の5月頭のこと。売主様のお母様がこの少し前にお亡くなりになり、そのお母様が社長を務めていた学習塾運営をしている会社の株を譲渡したいというご相談でした。

この売主様は学習塾の経営、運営などには一切関与しておらず、あくまで株だけ譲り受けていた状況で、会社およびこの塾は社長不在の状態。経営状態も元々良かったわけではなく、少しでも早く譲渡先を見つけ、その方に経営者として会社の経営、教室の運営に入っていただきたいということでお問い合わせをいただきました。

また、この法人は金融機関からの長期借入金が多く、その連帯保証にお母様が入られていたことから、相続を行なった場合その地位も承継する必要が出てきてしまうとのことで、なんとかお話をまとめてもらいたい、というご依頼でした。

株式は100%をこの売主様が持っていたわけではなく、別に1名少数の株式を保持していた方がおり、その方ともお話をまとめ、100%譲渡の方向で買い手様のお探しをスタートすることになりました。

買い手様探し

この法人の運営する学習塾は複数教室あり、そのうちの1つは東京都23区内で長年地域に根付いてきた歴史のある塾で、生徒数も高水準を保っており、売上もそれなりの規模を保っていました。

一方で、他の教室が不採算店舗となってしまったり、余計な経費を使用してしまっていたりと、先述の通り学習塾の経営状況は芳しくない状況でした。

借入額の大きさや現状大幅な赤字であることを鑑みて、連帯保証の解除を前提に、株式価格自体はつけずに譲渡先を探すことで売主様とお話がまとまりスタートすることになりました。

早速、候補者の方々にアプローチをしたところ、思いの外手を挙げてくださる方が多くいらっしゃいました。法人自体の経営状況は芳しくなくとも、1教室に関しては高い生徒数水準を保てているということ、生徒単価も高く、歴史もあるということで、学習塾そのものの魅力を感じてくださる方が多い印象でした。

とはいえ、借入の大きさやキャッシュフローを考えれば、それなりに資金力がある候補者の方を譲渡先に選定する必要がありました。スピードも大事ではありますが、きちんと経営母体、および学習塾そのものを引き継いでくださる方ということで絞っていくような流れで話を進めることになりました。

交渉・基本合意・譲渡契約

複数名いた候補者の方の中で、初期にトントン拍子でお話が進んだ方がいたのですが、基本合意後のDDのタイミングで破談となってしまい、改めて先般検討してくださっていた候補者の方にお声がけし、お話を進めていただくことになりました。経営や会計のコンサルティング事業を営む法人の代表者様で、教育事業にとても興味を持っていたようで、今回のご縁につながりました。

この候補者様が遠方の方だったので、まずは売主様とオンラインで面談をし、その後学習塾の運営面に関しては売主様がほとんど把握していない状況であったため、学習塾の運営の中心であった社員の方と教室にて面談、という流れで進めました。学習塾運営は今まで経験のない候補者様だったため、運営面は引き続き現在の運営陣を中心に行いつつ、経営面についてテコ入れしていくとのことで、話がまとまりました。

この方にお声をかけてから面談、基本合意、譲渡契約とその間およそ1ヶ月程度のスピード譲渡でした。先日、無事に決済も完了し、早速無駄に使用していた経費の見直しや、今後の経営、運営について意見交換などを現場サイドとも行なっているようです。

歴史ある教室と、新たな風がはいることによるシナジー効果で、この学習塾が今後どのように良い方向に向かっていくのか、携わった担当者として楽しみです。

今回の案件は、スピード重視といったこともあり、弊社でも受注してからすぐに候補者様への アプローチを開始しました。弊社ではインターネット上での募集も行なっていますが、最新案件をいちはやく、自社のグループラインにてご紹介しています。

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本ケースのような「オーナー様の急逝」によるお問い合わせはごく稀ですが、それ以外にも経営を続けていく上では様々なハードルや、株式を手放したいと思うような出来事は多々あるかと思います。また、その理由だけに関わらず、学習塾を閉校しようと考えると、撤退費用や生徒・保護者・講師への説明など、経営者にかかる金銭的、精神的な負担はとても大きいものになります。

しかし、学習塾を売却、譲渡するという選択肢は、そのような悩みを払拭でき、撤退費用は抑えることができ、講師、生徒たちの居場所も残すことができます。

経営難や、EXITとして学習塾の売却、譲渡を考えられている方は、学習塾専門の売却、譲渡サービスのセカチャレに、お気軽にお問い合わせください。

廃業や譲渡についての記事も投稿しております。
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