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【学習塾開業・廃業】学習塾を居抜きで買う?初期費用を抑えて低リスクで安く開業する方法を紹介!

2021年7月23日
塾開業・廃業

学習塾開業の大きな要素である「店舗」を決めるに際しては、見聞を広げて絶対間違いのない物件にしましょう。

 

ちょっとした器具や消耗品の替えは用意できても、塾の三大経費の1つである家賃、つまり店舗は、ひとたび入ってしまうと出るにも膨大な金額がかかりますし、その後でもう一度出直すことは不可能に近い話です。

 

塾の成否がかかっているうえ金額が高い店舗について、可能な限り安くお得に手に入れる方法を考えていきましょう。

 

 

学習塾の居抜きとは?

 

①以前の経営設備をそのまま引き継ぐ

 

個人あるいは小規模塾の場合は、居抜き物件がよく勧められます。

 

副業として始める人、転職して始める人にも負担度は減ります。

 

これが、かなり大規模塾となるとスケルトンと呼ばれるものの方が割が良くなるのですが、居抜きは以前からの設備をそのまま引き継ぐものです。

 

借りるテナントのベストは、1階であること、道幅が広く近くに車が待てるスペースがあること、周辺に子どもが多く通いやすいこと、居抜き物件であること、が挙げられることが多く、かつ騒音がないこと。

つまり道幅が広くても幹線道路などではないことでしょうか。

 

ではこの居抜き物件について詳しく見ていきましょう。

 

 

②生徒も残る場合が多い

学生

居抜き物件では廃業した前の使用者が何もかも廃棄する代わりに設備ごと残して退去した物件です。

 

つまりAV機器、机椅子、黒板、エアコン、コピー機と言った塾に必要なもの全てに加えて冷蔵庫やキッチン等が揃っている状態です。

 

通例塾生もそのまま引き継ぐことになるので、集客にも余裕が持てます。

 

少なくとも初期に売り上げがあるということはモチベーション向上にもなります。

 

この居抜き物件が閑静な1階にあれば理想的です。

 

外から様子をうかがうこともでき保護者には安心材料、塾からすればタダで塾の広告宣伝をしていることになります。

 

ここに駐輪スペースがあり、管理人の方が塾の子どもも使用可にしてくれるのであればありがたいのですが、場所や管理人の状況によっては難しい場合もあります。

 

まず店舗を借りる前に、業者を通して自転車置き場を確保しましょう。

 

居ぬき物件には業務用エアコンが入っている場合が多いですが、あらかじめこのエアコンも入っての入居料なので、

[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” name=”教室長” balloon=”bump” balloon_shadow=”true”]「もしこのエアコンがちゃんと作動しなかったら付け替えてください」[/word_balloon]

と交渉しておくことです。

 

業務用エアコンは高いうえ、しばらく使用してない劣化のあるものであれば作動しない可能性もすぐ壊れる可能性もあります。

 

そこはキチンと契約しておきましょう。

 

それで首を縦に振らなかったら何らか別のディスカウントを交渉します。

 

居ぬきに関しては個人塾、少人数制を取っている塾にも長けたM&A仲介業者に依頼してみましょう。

 

 

③初期費用を抑えることができる

 

開塾する際に必要な費用は、テナント代、机や椅子等の備品代、広告代がメインですが、賃貸の場合、敷金、礼金、仲介代、契約時に払う家賃2カ月分(契約時と翌月の家賃)で、半年分のテナント代を払うことになります。

 

ここにさらに内装から始まって塾の店舗を完成させ、先ほどの備品を入れる広告代を入れると人や場所にもよりますが、最低200万から300万円は必要となります。

 

AV機器やエアコン、空気清浄機等を入れればケタ外れのお金が必要になります。

 

これを塾の居抜き物件で済ませれば何一つ中身は変える必要なく、賃貸に関わる費用だけで済みます

 

しかも生徒は既に集客できているのですから、居抜き物件の方向で検討されるのをお勧めします。

 

もし塾専用の固定電話がない、などのことがあればその際に必要なものは追加していきましょう。

 

塾にお子さんを通わせる側の気持ちになると、塾専用の固定電話は大きな信頼に繋がります。

 

 

リスクを抑えて経営スタート

 

①新規営業と居抜きでの費用を比較

 

その物件を何の用途で使うかによりますが、例えば整骨院などで新規と居抜きでは費用が270万円位スケルトンの方が高いという例があります。

 

坪単価で考えますのでカフェをスケルトンから始めるのと居抜き物件で始めるのとでは新規で300万円位、居抜きでは150万円位と半額ぐらいの違いが一般的なようです。

 

塾であれば廃業する塾の居抜きを手に入れたいところです。

 

ただ注意事項として廃業した裏に何か悪評があったり、経営システム自体の問題があったりする場合も多いのです。

 

どうしても自分の好みではないのに物件が安いから、と強く妥協してしまうと後々の頭痛の種ですから、よくよく調べてください。

 

良い物件は狙っている人も多いので、あと一歩で手に入れられたのに、ということが多い点にも注意が必要です。

 

 

②学習塾M&A市場は活発(買いたい案件もすぐに見つかる)

 

今や学習塾は雨後の筍状態、右肩上がりで増え続けています。

 

そのため通常大手の事業の買収や譲渡に関わっていたM&A仲介業者が個人塾や小規模塾を専門に扱うようになりました。

 

M&A仲介業者に任せれば、なかなか同業では見つけにくい学習塾の居抜きもすぐに見つけてくれるので、あまりお得ではないカフェなどの居抜き物件を個人で探すよりずっとお得です。

 

特に少子化にもかかわらず伸び続ける入塾生数と上がり続ける個人単価のことを考えると、M&A仲介業者が付いてくれると頼もしいものです。

 

 

廃業を検討する方にも居抜き譲渡はオススメ!

 

①廃業には費用と手間がかかる

疲れ

もう採算が取れずやむなく塾をたたんで廃業する方にも朗報があります。

 

内装も備品も設備も、スケルトンにして廃棄するには膨大な費用が掛かります。

 

塾が潰れた背景には相当お金をつぎ込んでもダメだった、とこれ以上の出費は正直苦しいのではないでしょうか。

 

居ぬきは廃業した側にもメリットがあります。

 

内装も30万円で買った業者用エアコンも100万円以上したAV機器も椅子も机も黒板も廃棄しないで良いのです。

 

M&A仲介業者に任せておけば利益さえ出る場合もあります。

 

開業する側にも廃業する側にもメリットの居抜きで、講師も生徒も譲渡すれば新しい塾を探してあげる必要もない。

 

この方法を取るなら開塾の半年前位から準備に入りますから、まず開業する側は物件を考える時点で、廃業する側は廃業をするかどうか動き出す前にM&A仲介業者に相談する必要があります。

 

学習塾の廃業についてはこちらで詳しい内容を投稿しております。☟

廃業にはコストがかかる?小規模塾を廃業するなら譲渡を検討しよう!

 

②引継ぎ相手とのやり取りはM&A仲介業者がサポート

 

上記廃業には費用と手間がかかります。

 

電化製品は例えAV機器でもまだそう古くなくても廃棄料がかかります。

 

業者を雇って廃棄してもらえばまた更にお金がかかる。

 

廃業する側と開業する側のやり取りはM&A仲介業者がサポートしてくれます。

shake hands

どちら側にもメリットがあるようにしてくれますから安心して任せましょう。

 

解約するまでのすべてのプロセスを確認してくれますから、廃業する側も安心です。

 

通常は、塾の居抜きの場合、講師や生徒もそのまま現行の塾に引き継がれますから先に述べたように講師の就活や生徒の行き先を考慮してあげる必要はありません

 

開業する側としては高価な資材がすでに入った塾の店舗と生徒を手に入れ、こんなにお得で便利なことはありません。

 

ただ、近年このような形でM&Aが塾業界に入ってくるようになった背景には、急激な塾の開業と廃業があるので、しっかりとした方法論を確立していなければ廃業は目の前だということの理解も必要です。

 

 

まとめ

 

これから開業する塾ができるだけ低リスクで開業に至ることができるかということを中心に、廃業する側にもメリットのあるM&Aについて紹介し、居抜き物件の相互へのメリットと合わせて塾を始める時の注意点を述べてきました。

新規開店の塾が予想よりお安く始められることはきっと良いスタートとなるでしょう。

 

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