こんにちは!「学習塾売却のセカチャレ」を運営する株式会社インフィニティライフです。
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セカチャレのページをご覧になっている方の中には、学習塾の撤退を考えている方が多くいらっしゃいます。その中でも、
このような悩みを抱える経営者は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、塾が撤退する理由や検討する際のポイント、判断基準などについて詳しく解説します。
目次
帝国 データバンクの「教育関連業者の倒産動向調査 (2018 年)」によると、2018年の教育関連業者の倒産件数は91件で、そのうち学習塾は35件でした。学習塾の倒産件数は過去最多ではありますが、多少の増減を繰り返しつつ推移しているため、倒産が特に多かったわけではありません。
また、この数字は倒産した件数であり、経営者の判断で廃業・撤退したものは含まれていません。学習塾専門のM&Aプラットフォーム「セカチャレ」には、年間150件ほどのお問い合わせがあるため、実数値はこの何十倍であることが推測できます。
塾が撤退する理由はさまざまですが、1つの理由で撤退に追い込まれるケースは少ないでしょう。多くは複数の要因が重なって赤字経営になり、撤退を余儀なくされます。
それでは、塾が撤退する理由について詳しくみていきましょう。
塾の講師が不足すると、指導の質が低くなったり生徒数を減らさざるを得なくなったりします。その結果、生徒と保護者の満足度が低下し、それが口コミで周囲に広がってしまうことで集客が難しくなります。
従業員不足の原因は次のとおりです。
これらの原因を踏まえて、従業員が不足しにくい環境・体制を整えることが大切です。
従業員のスキル不足は、志望校への合格率に影響を及ぼします。志望校への合格が生徒の目標であるため、合格率の低下は塾の評判を落とすことにつながります。どれだけ素晴らしい経歴の講師を雇用しても、指導力が低ければ志望校への合格率を引き上げることはできません。
また、学校での学習の復習を目的とした塾であっても、学校の成績に反映されなければ生徒と保護者の満足度は低下します。
地域のニーズに合っている塾は、経営が長期的に安定します。反対に、ニーズに合わない塾は早めに方針を転換しなければ経営難に陥るでしょう。生徒と保護者のニーズは、次のように多種多様です。
地域のニーズをくみ取って方針に組み入れると、地域で愛される塾になることで経営が安定するでしょう。
塾の要望は多様化しつつあります。PCやDVDなどを学習・指導に取り入れること、遠隔授業、成績張り出しの廃止など、保護者からさまざまな要望を受けるケースが増えています。要望に対応できなければ満足度が低下し、別の塾に移ってしまうでしょう。
また、要望に応えてくれない塾として口コミが広がり、今後の集客にも悪影響が及びます。
塾と言えば、駅前に作るのが好ましいイメージがあるかもしれませんが、実際には学校や自宅からの通いやすさが重視される傾向があります。例えば、駅→塾→学校→自宅の順に立地している場合はアクセスが悪くなります。
また、駅前は一般的に家賃が高めなため、経営リスクも高くなるでしょう。そのほか、車で送迎する保護者が多い場合は、駐車スペースの有無や路駐のしやすさなどの影響も受けます。
大手の塾は、個人塾と比べて価格が安い傾向にあるため、大手の塾との価格競争に巻き込まれると経営が悪化しやすくなります。
経営状況が悪くなったからといって、即撤退すべきわけではありません。経営改善に取り組むことで状況が好転し、そのまま経営が長期安定する可能性もあります。
塾の撤退を検討する際は、次のポイントを押さえましょう。
業務改善したところで立て直せるとは思えない場合は、撤退を決断した方がよいでしょう。業務改善の方法の例を紹介します。
上記のような施策を講じても経営を立て直すことが難しい場合は、そのまま経営を続けると赤字が膨らむため、早めに撤退した方がよいでしょう。特に、個人事業主の場合はポケットマネーで経営しているため、赤字が膨らんでから撤退すると破産を視野に入れることになります。
集団指導型から個別指導型、講師の一新などビジネスモデルを大きく変える必要がある場合、大きな負担になる可能性があります。また、ビジネスモデルを大きく変えたところで経営を立て直せるとも限りません。それどころか状況が悪化する場合もあるため、ビジネスモデルを大きく変える必要性が高い場合は早めに撤退した方がよいでしょう。
個人・企業に塾を売却すれば、対価として現金を受け取ることができます。ここで気になるのが、赤字経営であっても対価を受け取れるのか、買い手は見つかるのかということではないでしょうか。
赤字経営であっても、売却できる可能性はあります。これは、経営ノウハウを持っており黒字化できる個人・企業であれば、赤字経営の塾を買収することにメリットがあるためです。また、すでに隣の県で塾を展開しており、事業拡大を目的に塾を買収するケースもあります。
一見、売れるはずがないと思っていても高額で売却できる場合もあるため、M&Aも検討することをおすすめします。また、廃業ではなく売却を選ぶことで、条件次第では講師の雇用が継続され、生徒も退塾せずに済む可能性があります。
塾の撤退を検討しているものの、講師や生徒のことを考えると塾をなるべく残したいという方は、M&Aを検討することが大切です。
学習塾専門のM&Aプラットフォーム「セカチャレ」は、塾を売りたい人と買いたい人をつなげるサービスです。塾の売却を検討している方はお気軽にご相談ください。
塾の撤退を検討する際は、経営改善で経営を立て直せる可能性について確認が必要です。どうしても難しい場合は、廃業ではなくM&Aを検討しましょう。第三者に塾を譲渡することで得た対価は、今後の生活や別の事業の資金に使うことができます。
学習塾専門のM&Aプラットフォーム「セカチャレ」は、買い手と売り手をつなげるとともに、プロのアドバイザーが条件のすり合わせや面談などをサポートしておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
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