こんにちは、セカチャレを運営する株式会社インフィニティライフの高木です。
結論から申し上げると、3月末から4月の新年度に合わせて塾を引き継ぎたい場合、ご相談は10〜11月が一つの目安です。セカチャレでお手伝いする案件は、成約までに平均3〜4ヶ月程度かかります。そこに引き継ぎの期間や受験期の事情が重なるため、年が明けてから動き出すと、新年度に間に合わないケースが出てきます。
秋も深まるこの時期になると、塾オーナーさまから次のようなご相談が増えてまいります。
「今年度いっぱいで教室の運営から離れたいと考えています。3月末で引き継げたらと思うのですが、今から相談しても間に合いますか?」
この記事では、3月末の引き継ぎを目指す場合に、なぜ10〜11月の相談が目安になるのかを、逆算のスケジュールとあわせてお伝えします。
目次
学習塾の引き継ぎは、生徒への影響が少ない時期に行うのが基本です。セカチャレでお手伝いする案件も、2月〜3月末、もしくは8月〜9月末に引き継ぎを迎えるものが多くなっています。
受験が終わり、学年が切り替わるタイミングは、売り手さま・買い手さまの双方にとって区切りをつけやすい時期です。新しいオーナーさまにとっても、春期講習や新年度の生徒募集を、ご自身の方針でスタートできるメリットがあります。
年度末の引き継ぎに間に合わなかった場合、次の候補は夏期講習が終わった秋口になることが多く、半年近く先送りになってしまいます。その間も教室の家賃や人件費はかかり続けます。「年度末に間に合わせたい」というご希望は、早めに動き出すことでかなえやすくなります。
参考記事:夏期講習前の今がベストタイミング?学習塾M&Aを「5月・6月開始」にするメリットとは
成約までに平均3〜4ヶ月、引き継ぎに最低1ヶ月かかると考えると、3月末から逆算したスケジュールは次のようになります。
・10月〜11月:ご相談・ヒアリング、譲渡条件の整理、募集資料の作成
・11月〜12月:買い手候補の募集、トップ面談・教室の見学
・12月〜1月:条件の合意、基本合意、デューデリジェンス
・1月〜2月:譲渡契約の締結、賃貸借契約や講師の雇用契約の準備
・2月〜3月:保護者・講師へのご案内、引き継ぎ
・3月末〜4月:運営交代
あくまで目安ですが、12月に入ってからのご相談だと、年末年始を挟むこともあり、面談や条件の調整に使える期間がかなり短くなってしまいます。
多くの賃貸借契約には「解約の○ヶ月前までに通知」という定めがあり、3ヶ月前や6ヶ月前とされていることも珍しくありません。
万が一、買い手さまが見つからず閉校を選ぶことになった場合でも、通知が間に合わなければ、授業をしていない期間の家賃を負担することになりかねません。早めに動き出しておけば、「譲渡」と「閉校」のどちらになっても対応できる余裕が生まれます。
参考記事:まさかの理由で頓挫する?学習塾M&Aの盲点であり重要な「賃貸借契約」を引き継ぐ実務ポイント
12月〜2月は、冬期講習と入試対策が重なり、教室運営で手一杯になる時期です。トップ面談や資料の準備、条件の交渉を、この繁忙期と並行して進めるのは簡単ではありません。
比較的落ち着いている10〜11月のうちに、資料の準備や条件の整理を済ませておけば、繁忙期の負担を抑えながら話を進めることができます。
買い手さまにとっては、春期講習や新年度の生徒募集を見据えた準備期間が必要です。チラシや看板、ホームページの切り替え、講師の採用などを考えると、遅くとも1〜2月には譲渡が決まっている状態が望ましいでしょう。
早く決まるほど、新しいオーナーさまが余裕をもって新年度に臨めるため、結果として生徒の継続にもつながります。
▶ 無料で相談する
閉校するか、引き継ぐか、まだ迷っている段階でもご相談いただけます。
譲渡のご案内は、譲渡契約を締結した後に、新しいオーナーさまと一緒に行うのが一般的です。受験生がいる場合は、入試が終わるまでは大きな変化を伝えないなど、生徒への影響に配慮して時期を決めます。
3月末の引き継ぎであれば、入試が一段落した2月以降に、保護者・講師へご案内を行うケースが多くなります。それまでの期間は、塾名を伏せた資料で募集を進めますので、情報が外に広まる心配はありません。
参考記事:学習塾M&Aにおける「運営交代アナウンス」の最適なタイミングと伝え方
ご相談の前に、次のような情報を整理しておくと、その後の話がスムーズに進みます。
・月別の生徒数・売上・費用(できれば過去1〜2年分)
・教室の賃貸借契約書(解約予告期間、名義変更の可否)
・講師の人数・勤務形態・契約内容
・前受けしている月謝や講習費の状況
・フランチャイズに加盟している場合は、FC契約書(譲渡時の承認条件)
すべて揃っていなくてもご相談いただけます。まずは賃貸借契約書の「解約予告期間」だけでも確認しておくと、スケジュールが立てやすくなります。
12月以降のご相談であっても、生徒数が少なく、引き継ぐ内容がシンプルな小規模塾であれば、年度末の引き継ぎに間に合うケースはあります。
一方で、どうしても時間が足りない場合は、引き継ぎを5〜6月や夏期講習後にずらすという選択肢もあります。「3月に間に合わないなら、もう閉校するしかない」と決めてしまう前に、どのタイミングであれば現実的か、一緒に考えさせてください。
Q. 相談したら、必ず譲渡しなければいけませんか?
A. いいえ。ご相談や募集を始めた後でも、条件が合わなければ譲渡をやめることができます。成約しなかった場合に費用はかかりません。
Q. 生徒や講師に知られずに準備を進められますか?
A. 募集時は塾名を伏せた資料を使い、秘密保持契約を結んだ候補者にのみ詳細を開示します。ご案内のタイミングまで情報が広まらないよう配慮します。
Q. 3月末までに買い手が見つからなかったらどうなりますか?
A. 引き継ぎ時期を延ばして募集を続けるか、閉校を選ぶかを判断します。賃貸借契約の解約予告期間を踏まえ、早めに方針を決めることが大切です。
Q. 年度の途中で引き継ぐこともできますか?
A. 可能です。夏期講習後の秋口など、生徒への影響が少ない時期を選べば、年度途中でも引き継ぎは行われています。
・学習塾の引き継ぎは、2〜3月と8〜9月に多い
・成約まで平均3〜4ヶ月、引き継ぎに最低1ヶ月かかるため、3月末の引き継ぎなら10〜11月の相談が目安
・賃貸借契約の解約予告期間、冬期講習・入試期の忙しさ、買い手さまの新年度準備を考えると、早めの準備が有利
・保護者・講師へのご案内は、譲渡契約の締結後、入試が一段落したタイミングで行うことが多い
年度末の引き継ぎを少しでもお考えであれば、まずは今の段階で一度ご相談ください。
★セカチャレは、譲渡金300万円までは売り手さま利用料無料、完全成功報酬でご利用いただけます。まずはお気軽にお問い合わせください。
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ご相談は無料です。塾名を伏せたままでもお話を伺えます。
監修:高木 直人
この記事の著者

取締役 M&Aアドバイザー 高木直人
埼玉大学教育学部卒業後、大手教育系企業、私立中高一貫校講師を経て、株式会社インフィニティライフに参画。学習塾事業、学習塾M&A事業の責任者として、100件以上の学習塾案件を支援、40件程度を成約に導いた。2023年に株式会社バトンズが選ぶベストアドバイザー賞にノミネート。
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