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【事業譲渡ケースその15】自立学習塾を、自身2度目の売却へ

2022年8月3日
譲渡例(今までのケース)

こんにちは!「学習塾売却のセカチャレ」を運営する株式会社インフィニティライフの高木です。

・学習塾売却のセカチャレ https://smallm-a.com

・株式会社インフィニティライフ https://infinitylife.co.jp

セカチャレは、学習塾専門の株式、事業売却のサポートサービスとして、今まで100件以上の学習塾売却に携わってきました。

学習塾経営者様の方には「株式売却、事業売却は大規模な企業の話、自分には関係のないことだろう。」と考えている方も多くいらっしゃいます。

しかし、

・学習塾を閉校したいが、生徒や講師のことを考えるとやめられない

・体調面に不安があるが、引き継ぎ手がいない

・別の事業に集中したい

という方にとっても、株式売却・事業売却は1つの選択肢となります。売却をすることがどのようなことなのか、それにより得られるものは何なのか、当ブログでご紹介します。

今回は、実際に最近行われた学習塾の事業売却ケースをご紹介します。どのような学習塾が、どのようなフローで譲渡されていくのか。具体的なイメージをもっていただけるのではないでしょうか。

学習塾概要

場所:神奈川県川崎市
生徒数:15名程度
収支:0万~+100万円(オーナー人件費除く)
売却金額:0円(無償譲渡)

事業売却を決めたきっかけ

今回、お問い合わせいただいた売主様は、以前に一度弊社でお手伝いしたことのある方で、改めてのお問い合わせでした。

以前の学習塾を売却した後、少し時間をおいてこの学習塾を開校、2022年の3月から、運営を開始しました。

売主様としては、7月くらいの時点で生徒数が30名に達する見込みで始めたそうで、学習塾の1年で1番重要な集客どきである春先の集客にも力を入れていました。

その中でチラシを近隣住宅にポスティングする業務の大部分を、ある業者に依頼したそうなのですが、ポスティングからの問い合わせが予想以上になく「これはおかしいな」と思ったそうです。

2,3月に確認していた時には「やっています」と言っていたそうなのですが、4,5月に入ってから問い詰めたところ、実は業者がポスティング業務を行っていなかったことが判明。

ポスティングからの問い合わせをある程度見込んでいた売主様にとっては大打撃となってしまい、結局春先はあまり生徒が集まらず、そこから自分でポスティングをするなどし、なんとか夏前に15名程度の生徒を集めることに成功したそうです。

しかし、先述の通り見込んでいた生徒数と比較すると半分程度と厳しい状況となっており、今後継続するコストを考えると売却せざるを得ない状況になってしまった、ということです。

そうした背景から、完全にスピード決着を望まれ、譲渡金よりも早く受けてくださる方とお話を進めたいということで無償譲渡で受けてくださるお相手を探すことになりました。

買い手様探し

この教室は、売却、買収する上でとてもハードルの低い案件でした。

以前にこのブログでご紹介しました(【学習塾の事業譲渡】良い塾ってどんな塾?M&Aの視点から解説!https://juku-ma.com/ma-juku-point/)が、引き継ぎをしやすい塾の要素を複数満たしていたからです。

・立地が良い

この教室がある場所が、川崎市内で近年とても人口が増えている駅のすぐ近くで、競合もそこまで多くない場所でした。

これから競合が増える可能性はありますが、現状良い物件を抑えており、優位に立っている状態です。

また、この売主様にとっては理想と現実に大きなギャップがありましたが、実際半年足らずで15名程度の生徒を集客できている点において、市場の価値を表しているのではないでしょうか。

・オーナー様の依存度が低い

学習塾の指導形態が「自立学習型」であり、売主様は授業などに携わっていません。カリキュラムだてについては関わっていますが、その意味で売主様が抜けたとしても、今までと変わりなく運営を進めることができます。

・収支も安定してきている

現状15名の生徒ではありますが、黒字にはなっています。無償譲渡でもあり、かなりのローリスク、ローコストで始めることのできる状態となっていました。

上記理由から、候補者の方はすぐに、複数名手を挙げていただきました。

売主様がスピード重視で進めたいというこちらの要望をみなさん汲み取ってくださり、検討を進めてくださるスピードも早く、どんどん候補者の方を絞ることができました。

交渉・基本合意・譲渡契約

複数名いる候補者の中で、最終的にお話を進めてくださることになった方は、以前弊社のご紹介で学習塾を買収され、現在3教室を展開する方にご紹介いただいた方でした。

学習塾経営の経験はないとのことだったのですが、教育事業に興味を持っており、収支や内装などをご覧になってほぼ即決くださいました。

とてもお若く、熱意にあふれた方で、売主様も「この方であればお任せできる」と仰っていただき、マッチングが成立しました。

無償譲渡ということもあり、条件面もそこまで詰める内容もなく、トントン拍子で話が進んでいきました。

売主様からお問い合わせをいただいたのが7月の頭だったので、約3週間程度で譲渡契約を締結することができました。

現在は、スムーズに運営を移行するための引き継ぎ期間で、9月から新しい運営下にてスタートする予定です。

今回の案件は、生徒数がある程度ある中で、譲渡金0円の無償譲渡であったことから、スピード決着をすることができました。

譲渡金やスピードのバランスを考えながら、「優先事項は何か」を把握した上で進めることができれば、本件のように様々な候補者の方が買収を検討してくださるようになることが多いです。

また、今回買収を決定してくれた方は、弊社が運営しているLINEグループに登録してくださっている方で、案件情報をお送りしてすぐに、手をあげてくださいました。もし、学習塾の買収を検討されている方がいれば、是非とも登録してください。

学習塾の買収を考えている方向け、案件紹介公式LINE

→https://lin.ee/3XMxQu8

ただ学習塾を閉校しようと考えると、撤退費用や生徒・保護者・講師への説明など、経営者にかかる金銭的、精神的な負担はとても大きいものになります。

しかし、学習塾を売却、譲渡するという選択肢は、そのような悩みを払拭でき、撤退費用は抑えることができ、講師、生徒たちの居場所も残すことができます。

経営難や、EXITとして学習塾の売却、譲渡を考えられている方は、学習塾専門の売却、譲渡サービスのセカチャレに、お気軽にお問い合わせください。

廃業や譲渡についての記事も投稿しております。
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