お問い合わせ

【譲渡ケースその８】地域に根ざした学習塾の事業譲渡

2022年2月5日

譲渡例（今までのケース）

こんにちは！「学習塾売却のセカチャレ」を運営する株式会社インフィニティライフの高木です。

・学習塾売却のセカチャレ　　　　https://smallm-a.com/

・株式会社インフィニティライフ　https://infinitylife.co.jp/

セカチャレは、学習塾専門のM&Aサポートサービスとして、今まで100件以上の学習塾売却のサポートに携わってきました。

学習塾経営者様の方には「M&Aは大規模な企業の話、自分には関係のないことだろう。」と考えられている方も多くいらっしゃいます。

しかし、

・後継者がいない

・経営が思うようになっていない

・事業を売却して新規事業を立ち上げたい

という方にとっても、M&Aは1つの選択肢となります。M&Aをすることがどのようなことなのか、それにより得られるものは何なのか、当ブログでご紹介します。

今回は、実際に最近譲渡が行われたケースをご紹介します。どのような学習塾が、どのようなフローで譲渡されていくのか。具体的なイメージをもっていただけるのではないでしょうか。

1 教室概要
2 譲渡を決めたきっかけ
3 買い手様探し
4 交渉・基本合意・譲渡契約

教室概要

場所：神奈川県横浜市内
生徒数：15名程度
収支：+0万～+200万（オーナー人件費除く）
売却金額：約50万円

譲渡を決めたきっかけ

去年の暮れ、クリスマス前に、オーナー様からお問い合わせをいただきました。

何年か前から、オーナー様とご親族、アルバイトスタッフの方で学習塾を運営されてきたそうなのですが、昨年にご親族の方が急逝。

その方が教室長としてメインで運営を行なっていたこと、突然の出来事であったということもあり、その後教室運営を一時ストップされていました。

ご家庭からの信頼も厚く、再開を望む方がほとんどである一方、マンパワーの問題などで再開することが難しく、閉校を検討されていたときに、弊社サービスを見つけ「譲渡すれば、教室も残せ、生徒たちの居場所も残せる」と思ってくださり、お問い合わせをいただきました。

ご家庭には待っていただいている状況が続いており、1日でも早い再会を、ということでオーナー様はご希望されており、とにかくスピード重視で買い手様をお探しする、ということでスタートしました。

買い手様探し

もともと、メインで運営をされていた方がいらっしゃらないことから、これからその代役を担える人材が引き継ぐ、もしくはそういった人材を採用（配置）できる方をお探ししました。

主要私鉄の駅から近いこともありアクセスも良く、生徒数も10名を超えていたこと、譲渡金も2桁台ということで、お問い合わせは多くいただきました。

特にもともと横浜市内で同様の事業をされていた方や、別事業を営んでいる方が多く、ドミナント戦略の一環として、考えられていた方が多かったように思います。

何名かの候補者の中から、早々にお話を進めてくださった方々とオンラインで面談をし、その中で教室の近くにお住まいで、自身で教室運営に携わりたい、という候補者の方と、以降お話を進めることに決まりました。

近くにお住まいなので話もスムーズに進めることができ、先述した条件を満たした方で、とても良いご縁になったと感じました。

交渉・基本合意・譲渡契約

現オーナー様同様、早く始めることが待てくださっている方々のためにもなるということで、非常にスムーズに話を進めてくださいました。

お問い合わせをいただいてから1ヶ月後の1月後半に基本合意を締結、そこから細かいスケジュールや引き継ぎに関してすり合わせをして、先日、譲渡契約を締結しました。

譲渡自体は3/1となりましたが、それまで現オーナー様の経営下ではありながらも、新オーナー様が教室で面談や指導を行うことで、早期の開校ができる話でまとまりました。

今は引き継ぎの真っ只中で、アナウンスや面談組を行なっております。これからどのような教室に生まれ変わるのか、譲渡後の教室が楽しみです。

学習塾を閉校しようとすれば、撤去費用など様々な費用が発生する他に、利用していただいている方が途方にくれてしまうことになってしまいます。「残した生徒や、保護者の反応が心配だ…。」と考え、学習塾の閉校に一歩踏み出すことができずに疲弊してしまっている学習塾の経営者様は多いのではないでしょうか。しかし、事業譲渡であれば売却金を得ることもでき、利用者も引き続きサービスを利用できる、とても良い選択肢だと考えています。